【計画倒れ卒業!】「やる気」に頼らない科学的「実行力」UP術——ポモドーロ&習慣化テクニック

回の記事で、難関大合格のための「逆算型」受験計画の立て方をお伝えしました。「よし、完璧な計画ができた!」と意気込んでいる人もいるかもしれません。
しかし、ここからが本当の勝負です。受験生の9割が直面する、最も高く険しい壁。それが**「計画倒れ」**です。
「やる気が出ない…」「集中力が続かない…」「部活で疲れて寝ちゃった…」 そんな理由で、せっかく立てた計画が三日坊主で終わってしまった経験はありませんか?大丈夫です。
それはあなたの「意志が弱い」からではありません。「実行するための技術」を知らないだけなんです。
勉強の実行力は、気合や根性ではなく、科学的なテクニックで劇的に高めることができます。この記事では、誰でも今日から実践できる、最強の「実行力UP術」を3つ紹介します。

第1章:集中力が劇的に続く!「ポモドーロ・テクニック」

「さあ、勉強するぞ!」と机に向かっても、スマホが気になったり、ぼーっとしたりして、気づいたら1時間経っていた…。そんな経験、誰にでもありますよね。人間の脳は、長時間集中し続けるようにはできていないのです。

そこで最強の武器となるのが**「ポモドーロ・テクニック」**です。これは、イタリアの大学生が考案した時間管理術で、世界中のエリートやビジネスマンも実践している超効率的な方法です。

やり方は驚くほどシンプル。

「25分の集中」+「5分の休憩」を1セットとして繰り返す。

これだけです。4セット(約2時間)繰り返したら、少し長めの休憩(15〜30分)を取ります。

以下の図を見てください。これが集中力を持続させる最強のサイクルです。

ポモドーロ・テクニックのメリット

  • ハードルが下がる: 「2時間勉強する」と言われると気が重いですが、「とりあえず25分だけ頑張ろう」ならできそうですよね。この「始めやすさ」が最大の魅力です。
  • 集中力が途切れない: 「あと5分で休憩だ!」というゴールが見えることで、ダラダラすることなく、最後まで集中力を維持できます。
  • 疲れにくい: こまめに脳を休ませるので、疲労が蓄積しにくく、結果的に長時間勉強できるようになります。休憩中はスマホを見ずに、ストレッチをしたり、遠くを眺めたりして目を休めるのがポイントです。

キッチンタイマーやスマホのタイマーアプリを使って、今日から早速試してみてください。驚くほど集中できる自分に気づくはずです。

第2章:三日坊主を卒業!科学的「習慣化テクニック」

「毎日勉強する」という目標を立てても、気づいたらサボってしまっている…。これは、あなたの意志力ではなく、**「仕組み」**の問題です。

勉強を習慣化するための最強のテクニック、それが**「If-Then(イフゼン)プランニング」**です。

これは、**「もし(If)〇〇したら、その時(Then)△△する」**という形で、行動をルール化する方法です。 脳は「いつ」「何をするか」が明確に決まっていると、迷わずに実行できるようになる性質があります。

以下の図のように、既存の習慣と新しい勉強の行動をセットにするのがコツです。

If-Thenプランニングの例

  • もし 学校から帰宅したら、その時 すぐに制服のまま机に向かって青チャートを開く」
  • もし お風呂から上がったら、その時 髪を乾かしながら英単語帳を10分見る」
  • もし 電車に乗ったら、その時 ターゲット1900アプリを開く」

このように、すでに毎日必ず行っている行動(帰宅、風呂、通学など)を「トリガー(引き金)」にして、その直後に勉強の行動をくっつけます。すると、意志の力を使わずに、まるで歯磨きのように自然と勉強が始められるようになります。

最初は「英単語を1個見る」くらいハードルを低く設定するのが、確実に習慣化するためのポイントです。

第3章:時間を可視化する「タイムブロッキング」

「時間がない」「いつ勉強すればいいか分からない」という人におすすめなのが、**「タイムブロッキング」**です。これは、1日のスケジュールを時間割のようにブロックで埋めていく方法です。

前回の記事で立てた「1日のノルマ」を、具体的にいつやるのかを決めていきます。

手順は簡単です。

  1. まずは、学校、部活、睡眠、食事など、絶対に動かせない固定の予定をスケジュール帳に書き込みます。
  2. すると、真っ白な「空き時間(隙間時間)」が浮かび上がってきます。ここがあなたが使える勉強時間です。
  3. その空き時間に、やるべき勉強タスクをパズルのように埋め込んでいきます。

タイムブロッキングのコツ

  • 隙間時間を活用する: 通学時間、休み時間、寝る前の15分など、小さな隙間時間も見逃さずにブロックします。「塵も積もれば山となる」で、この積み重ねが馬鹿になりません。
  • 調整タイムを作る: 図にあるように、計画通りにいかないことを見越して、あらかじめ「調整タイム」という空白のブロックを作っておきます。ここで遅れを取り戻したり、急な予定に対応したりします。
  • 優先順位をつける: 英数などの重要科目は、頭が冴えている時間帯(朝や帰宅直後など)に優先的にブロックを配置しましょう。

まとめ:実行力は「技術」で手に入る

「計画倒れ」は、あなたのせいではありません。実行するための技術を知らなかっただけです。

  1. ポモドーロ・テクニックで集中力を持続させる。
  2. If-Thenプランニングで勉強を習慣化する。
  3. タイムブロッキングで時間を可視化し、隙間時間を活用する。

これらのテクニックを駆使すれば、あなたの「実行力」は飛躍的に向上し、立てた計画が絵に描いた餅で終わることはなくなります。

まずは今日、どれか一つでいいので試してみてください。小さな成功体験が自信となり、やがて大きな合格へと繋がっていくはずです。さあ、科学の力を借りて、今度こそ計画倒れを卒業しましょう!

[1]: 高校生の受験勉強ルーティン 集中力、質が向上するその方法とは? – 駿台予備学校

[2]: 勉強が続かないあなたへ 勉強を習慣化する方法を解説 – キズキ共育塾

[3]: 勉強時間しない高校生が勉強習慣をつける6コの方法 – 個別指導の古賀塾

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